特に近年人気が高まっているのが、自然素材の温かみを表現する木目調サイディング。
今回は、木目調サイディングの種類から選び方、おすすめのメーカーまで、外壁材選びの際に役立つ情報を解説します。
木目調サイディングの種類
プリントタイプのサイディングでリアルな木目柄を再現
プリントタイプのサイディングは、木目柄を印刷することでリアルな質感を再現したものです。様々な木の種類や色合いを表現できるため、デザインの自由度が高く、好みのデザインを見つけやすいというメリットがあります。
また、近年では印刷技術の進化により、より自然な木目の表現が可能になっています。
そのため、本物の木材と見間違うほどの精巧な仕上がりを実現している製品も数多く登場しています。
一方で、表面に凹凸がないため、エンボス加工タイプと比べると、触れた時の質感は若干劣るかもしれません。
エンボス加工タイプのサイディングで凹凸のある木目を表現
エンボス加工タイプのサイディングは、型押し加工によって木目の凹凸を表現したものです。プリントタイプに比べ、より立体的な質感と深みのある木目柄を再現できます。
例えば、光線の当たり方によって表情が変化し、よりリアルな木目の風合いを楽しむことができます。
また、表面の凹凸により、傷や汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
しかし、プリントタイプと比較すると価格がやや高くなる傾向があります。
天然木に近い木質系サイディング
天然木に近い質感や風合いを求める方には、木質系サイディングがおすすめです。木材を主原料としたサイディングは、天然木の温もりと自然な風合いをそのままに、耐久性やメンテナンス性を向上させた製品といえます。
本物の木材のような自然な色合いや木目、そして独特の触感など、他のサイディングにはない魅力があります。
しかし、天然木を使用しているため、価格はやや高めになる傾向があります。
加えて、定期的なメンテナンスが必要になる場合もあります。
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木目調サイディングのメリット・デメリットは?
デザイン性が高くおしゃれな外観を実現
木目調サイディングは、様々な木目柄や色合いが用意されているため、住宅のデザインに合わせて最適なものを選ぶことができます。家の外観をスタイリッシュに、あるいは温かみのあるものへと演出するのに役立ちます。
さらに、周囲の環境にも調和しやすいので、街並みに溶け込むような自然な仕上がりを期待できます。
そのため、新築だけでなくリフォームにも最適な外壁材と言えるでしょう。
メンテナンスが容易でランニングコストを抑える
木目調サイディングは、一般的なサイディングと同様に、塗装やコーティングなどのメンテナンスが比較的容易です。そのため、ランニングコストを抑えることができます。
また、耐久性にも優れているため、長期間にわたって美しい外観を保つことができます。
さらに、定期的な清掃や点検を行うことで、より長く美しい状態を維持することが可能なのです。
経年劣化による色あせや変形が起こる可能性
長期間、紫外線や雨風などにさらされると、色あせや変形が起こる可能性があります。特に、濃い色のサイディングは、色あせが目立ちやすい傾向があります。
また、地震などの自然災害によって、サイディングが破損する可能性も考慮しなければなりません。
とはいえ、定期的なメンテナンスや適切な施工を行うことで、これらのリスクを軽減することができます。
木目調サイディングの選び方
家のデザインや周辺環境に合った色柄を選ぶ
木目調サイディングを選ぶ際には、家のデザインや周辺環境に合った色柄を選ぶことが重要です。例えば、和風住宅には落ち着いた色合いの木目柄が、モダンな住宅にはスタイリッシュな色柄が適しています。
また、周囲の環境との調和も考慮し、全体のバランスを考えて選びましょう。
さらに、サンプルを取り寄せて、実際に家の壁に当ててみることで、よりイメージが湧きやすくなります。
耐久性やメンテナンス性を考慮
木目調サイディングは、耐久性やメンテナンス性も重要な検討事項です。耐久性の高い製品を選ぶことで、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。
また、メンテナンスが容易な製品を選べば、ランニングコストを抑えることができます。
そのため、それぞれの製品の仕様や保証内容などをよく確認し、長期的な視点で最適なものを選びましょう。
予算に合わせた価格帯を選ぶ
木目調サイディングの価格は、材質やデザインによって大きく異なります。予算に合わせて価格帯を選ぶことも重要です。
高価格帯の製品は、耐久性やデザイン性に優れていることが多いですが、予算に余裕がない場合は、中価格帯の製品の中から、機能性とデザイン性のバランスが取れたものを選ぶのも良いでしょう。
一方、低価格帯の製品でも、十分な性能を持つものもあります。
外壁におすすめの木目調サイディングメーカー
ニチハ
ニチハは、外壁材メーカーとして高いシェアを誇る老舗メーカーです。豊富なデザインバリエーションと高い品質、そして優れた耐久性を備えた製品を数多く展開しています。
また、木目調サイディングにおいても、リアルな質感と多彩な色柄が魅力です。
さらに、アフターサービスも充実しているため、安心して利用できます。
ケイミュー
ケイミューも主要な外壁材メーカーとして、多くの実績と信頼を築いています。デザイン性と機能性を両立した製品が特徴で、木目調サイディングにおいても、様々なニーズに対応できる商品ラインナップが用意されています。
また、優れた施工性も魅力の一つです。
さらに、環境に配慮した製品開発にも力を入れています。
旭トステム外装
旭トステム外装は、住宅用建材メーカーとして、高品質な外壁材を提供しています。木目調サイディングにおいても、自然な風合いと高い耐久性を両立した製品を展開しており、デザイン性と機能性のバランスに優れた製品を選ぶことができます。
加えて、様々な住宅スタイルに合わせた製品を提案しています。
まとめ
今回は、木目調サイディングの種類、メリット・デメリット、選び方、そしておすすめメーカーについて解説しました。木目調サイディングは、デザイン性と機能性を両立した魅力的な外壁材といえます。
しかし、その種類や特徴、価格帯など、検討すべきポイントは多岐に渡ります。
本記事でご紹介した情報を参考に、ご自身の住宅に最適な木目調サイディングを見つけて、理想のマイホームを実現してください。


