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一部だけの塗装は可能?デメリットや一部塗装が有効なケースをご紹介します

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コラム

一部だけの塗装は可能?デメリットや一部塗装が有効なケースをご紹介します
一部だけの塗装は可能?デメリットや一部塗装が有効なケースをご紹介します
住宅が色褪せや汚れで一部だけ気になってしまうとき、そのほかの部分をどうしようか悩む方もいるでしょう。
しかし「一部だけやってもいいのか」と悩む方も多いでしょう。
今回は、一部だけを塗装することについてご説明します。


□一部だけを塗装したときのデメリットをご紹介!


結論からいえば、基本的におすすめしません。
その理由を5つ、簡単にご説明します。

1.費用がかさむ

全面塗装でも部分塗装でも足場を組む費用は変わらないため、部分塗装で回数が増えれば増えるほど費用がかさみます。
足場の費用は一般的に15〜25万円とされており、決して無視できる金額ではありません。

2.時間の節約にならない

外壁塗装の作業期間は一般的に10〜14日といわれていますが、一部塗装では5〜7日がかかるとされます。
足場の設置や乾燥期間は一部塗装でも全面塗装でも変わらないため、最終的な時間から見ても節約にならないのです。

3.複数回に分けることでムラができてしまう

一部塗装することで、塗装した部分だけが綺麗になります。
数年経ったあとに汚れた場所をまた塗装すると綺麗な壁と少し綺麗な壁になりますが、これは技術ではなく経年劣化によるムラですので時が経てば経つほど目立つようになるでしょう。

4.メンテナンス計画が複雑になる

外壁塗装のサイクルは一般的に塗料の品質期間から10年といわれています。
一部塗装を行うと一部塗装した場所としていない場所で10年後の塗装時期にズレが発生し、塗装が何回も必要になります。
非常に効率が悪いですし、複雑化した計画は覚えにくいです。

5.劣化は防げない

見た目に問題がなくても住宅は緩やかに劣化しています。
一部塗装すればその箇所だけは綺麗になりますが、そのほかの部分も劣化はしていますので、全体を一気に点検や塗装を行い修理していったほうが住宅全体の劣化は防げます。


□一部だけの塗装が有効である特別なケースをご紹介!


基本的に一部塗装はおすすめしませんが、箇所によっては一部塗装が有効な場合もありますので、2つご紹介します。

1.増改築され既に塗装時期がズレている場合

一部塗装をおすすめしない理由は、塗装時期がズレることでメンテナンスの効率が悪くなるからです。
しかし増改築された住宅では元からあった住宅部分と増改築された部分で既に塗装時期がズレており、増改築してから5年と経っていない場合は無理に全面を合わせて塗装する必要はありません。

2.未塗装部分を塗装する場合

たとえば給湯器があるとその裏は塗装されませんが、その給湯器をあとから取り外した場合そういった未塗装部分は塗装しないと劣化してしまうので、部分塗装することがおすすめです。
もちろんタイミングが近ければ全面塗装が良いですが、足場を組む必要のない範囲にあることや目立たない場所にあることも多いですから、比較的問題も少ないです。
前回塗装を依頼した業者がアフターサービスとして格安でやってくれる場合もありますので、まずはご確認ください。


□まとめ


一部だけ塗装したい理由にもよりますが、基本的には全面塗装の方が結果からすると費用、時間、外観、手間、品質、すべての面においておすすめです。
塗装は定期的にある住宅メンテナンスであり決して安くはないものですから、さまざまな面からみて一番良い方法をお考え下さい。