外壁塗装は、単に建物を保護するだけでなく、その印象を大きく左右する重要な工程です。
近年、塗料の選択肢が広がる中で、自然な風合いや上品な仕上がりを求める声が高まっています。
特に「艶消し」の塗料は、その独特の質感で注目を集めています。
今回は、外壁塗装において艶消しを選ぶことのメリットと、その後のメンテナンスについて解説します。
外壁塗装で艶消しを選ぶメリット
外壁塗装は落ち着いた仕上がりになる
艶消し塗料は、光沢を抑えたマットな質感を持つため、外壁に落ち着いた上品な印象を与えます。
ギラつきがなく、周囲の景観にも馴染みやすいため、ナチュラルな外観、モダンな外観など、どのようなデザインの住宅にも調和しやすいのが特徴です。
高級感のある仕上がりを求める場合に適しています。
艶を抑え紫外線ダメージ軽減
艶消し塗料には、木材を紫外線から保護する効果を持つものが多くあります。
紫外線は塗膜や外壁材の劣化を早める大きな要因ですが、艶消し塗料に含まれるUVブロッカーなどの成分が、この紫外線のダメージを軽減する働きをします。
これにより、外壁の美観をより長く保つことが期待できます。
艶消しは木材の灰色化を遅らせる
特に木造建築の外壁において、艶消し塗料は経年による劣化を遅らせる効果が期待できます。
無塗装の木材は、太陽光や雨風にさらされるうちに灰色っぽく変色していく傾向がありますが、艶消し塗料で保護することで、この灰色化の進行を大幅に緩やかにすることができます。
木本来の風合いを活かしつつ、美しさを保ちやすくなります。
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艶消しの外壁塗装のメンテナンス
艶消し塗装は重ね塗りで耐久性を高める
艶消し塗装は、定期的なメンテナンスによってその耐久性をさらに高めることができます。
特に、既存の塗装の上から塗り替える場合、多くは下地処理(サンディング)を簡略化できる、あるいは不要なケースがあります。
新しい塗料を上から重ね塗りすることで、塗膜が強化され、長期的な保護効果が期待できます。
艶消し塗装は塗り替えの手間を減らす
前述のように、艶消し塗料の中には、塗り替えの際に旧塗膜を剥がすための手間のかかるサンディング作業が不要なタイプがあります。
これは、塗り替え作業の負担と時間を軽減させる大きなメリットとなります。
古い塗装の上に直接新しい塗料を塗布できるため、メンテナンスのハードルが下がり、より手軽に美観を維持しやすくなります。
艶消し塗装のメンテナンスは木材含水率に注意
外壁塗装、特に木部への塗装メンテナンスを行う際には、木材の含水率に注意が必要です。
木材の含水率が高すぎる状態で塗装を行うと、塗料が木材に十分に浸透せず、塗膜の剥がれやめくれの原因となることがあります。
塗装前には、木材の含水率が適切な範囲内(一般的に18%以下)であることを確認し、必要であれば乾燥させてから塗装を行うことが重要です。
まとめ
艶消し外壁塗装は、落ち着いた上品な仕上がりを実現し、住宅の外観を美しく保つための有効な選択肢です。
紫外線ダメージの軽減や、木材の灰色化を遅らせる効果も期待できるため、建物の保護と美観維持の両面でメリットがあります。
メンテナンスにおいては、重ね塗りが容易で、塗り替えの手間を軽減できる点が魅力ですが、施工前の木材含水率には十分な注意が必要です。
適切な塗料選びとメンテナンスで、外壁の美しさを長く保ちましょう。


